茂木英五郎がショートでいきなり成功出来たのは松井稼頭央の存在が・・
新人ながら開幕からショートのレギュラーを掴んだ東北楽天イーグルス茂木英五郎選手。
ショートになってからたった数ヶ月で見事な守備を見せていますが、その活躍の裏には二人の名手の姿がありました。
流れ
松井稼頭央選手に憧れ!両打ちをしていたことも
茂木選手は幼少の時から熱烈な西武ファンで、特に松井稼頭央選手のことが好きだったそうです。
その時は右打ちでしたが、松井稼頭央選手を見て両打ちに取り組んでいたこともあり、現在は左打ちになっています。
楽天から指名された時も松井稼頭央選手がいるということで大喜びしていました。
憧れの選手の前では緊張?
ただ、憧れのあまりものすごく緊張してしまうということで、楽天に入った当初は全く話しかけられなかったそうです。
シーズンが始まってからはグラウンドで「お見合い」してしまったこともあり、緊張がほぐれるまでにはまだまだかかりそうです。
プロになってからショートへ!すぐに結果が出た理由とは?
松井稼頭央選手に憧れていましたが高校、大学ではサードを守っており、ショートをやったことはありませんでした。
楽天のサードは層が厚いため茂木選手が入る隙がなく、その一方遊撃は手薄だったため春季キャンプ中に首脳陣から遊撃への転向を打診され取り組み始めました。
大学時代から攻走守三拍子揃っていると定評があった茂木選手ですが、取り組んだ当初は捕球も送球も不安定でとても守れるような状態ではありませんでした。
しかし二塁手には守備の名手である藤田一也選手がいたため、その手さばき足さばきを見て吸収、見事開幕レギュラーの座を掴み取ることができました。
ケガの理由は急造ならではの経験の浅さ!?命取りになりかねない危険なミスとは
先日盗塁のベースカバーで二塁に入った際走者の本多雄一選手と交錯、右手を負傷してしばらく離脱することになってしまいました。
低い上に走者側に大きく逸れた送球をベースに足をつけたまま捕球しようとしてバランスを崩し、スライディングしてきた本多選手の前に右手をついてしまったためです。
こうしたボールはベースから足を離して取るしかないのですが、茂木選手は元々三塁手で盗塁を止めることが少ないためこうした判断ミスが生まれた可能性があります。
まとめ
茂木選手がたった数ヶ月で立派な遊撃手になれたのは、ショートの松井稼頭央、セカンドの藤田一也という名手がいたからなんですね。
ケガをしないで戦うという初年度の目標は果たすことができませんでしたが、早く復帰してまた活躍する姿を見せてもらいたいです。
プロフィール
茂木英五郎
22歳。右投左打ち
桐蔭学園高校進学、その後早稲田大学、2015年のドラフトで東北楽天イーグルスに3巡目で指名され現在に至る。